このコンテンツには広告を含む可能性があります。
【毒親育ちの体験談】毒親の特徴・対処法は?子育てするのに影響はある?
『毒親』というこ言葉をご存知ですか?
スーザン・フォワードの著書、『毒になる親』で書き記されたのが最初とされています。
『毒親』には明確な定義はありませんが、子どもを支配したり、傷つけたりして、子どもにとって「毒」になる親のことだと言われています。
私自身、毒親に育てられ、親元を離れてからも長い間苦しんできました。
今では、徐々に整理をつけ、親との適度な距離感を保てていますが、ここに来るまで相当な期間と葛藤がありました。
過去の私のように悩む人は、この記事を読んでほしいです。
- 親から逃れたいと思っている
- 幼い頃から認めてもらえなかった
- いつもいい子でいなければならない
- 自分の意見が言えないのが悩み
\ 早く毒親対策を知りたい方はクリック /
目次
毒親とは?どんな特徴がある?
毒親について書かれた書籍は様々ありますが、筆者が最近読んだ『親といるとなぜか苦しい』が、とても良かったので、書籍を参考に毒親の特徴をまとめてみました。
うずらママ
毒親と一括りにせず、4つのタイプで書かれていたり、親も完璧ではないということが分かり良かったです。
この書籍では、「毒親」を「精神的に未熟な親」と表現しています。
\ 4つのタイプはコチラ /
精神的に未熟な親とは
さて、精神的に未熟な親とは、どのような特徴があるのでしょうか?
具体的にご紹介します。
①感情的な親
- 感情のままに行動する
- 過干渉かと思えば急に突き放したりする
- 不安定で突拍子もないことをしがち
- 不安に圧倒されると他者を利用して自分を落ち着かせる
- 些細なことで大騒ぎし、相手を自分を助けてくれるか見捨てるかのいずれかとしてみる
②がむしゃらな親
- 異様に目的志向が強く、やたら忙しい
- 他者を含めあらゆるものを完璧にしようとせずにはいられない
- 子供にきちんと寄り添うことはしない
- 子供の人生をコントロールしたり口出ししたりする
③受け身の親
- 放任主義
- 不安を掻き立てられることには一切関わらない
- 有害性は低いが、独自の弊害を及ぼす
- 支配的な相手には一も二もなく従い、虐待やネグレクトもみてみぬふりをする
- 問題を避けたり黙認したりすることで場を切り抜ける
④拒む親
- そもそもなぜ家庭を持ったのかと思うような行動をする
- 精神的な親密さをよしとせず、子どもにわずらわされるのを露骨にいやがる
- 他者の欲求への耐性はほぼ皆無
- 命令、怒鳴りつける、距離を置くことが交流の手段
- 少しおだやかなタイプであれば、家族ごっこはするかもしれないが、表面的
- 自分の殻にこもって好きなことをしたがる
毒親育ちな人の特徴とは
毒親の4タイプをご紹介しましたが、あなたの親に当てはまるものはありましたか?
続いては、毒親に育てられた方の特徴を見ていきましょう。
- 「ぽっかりと穴があいたような」さみしさを抱えている
- 自分の意思がわからない
「ぽっかりと穴があいたような」さみしさを抱えている
自分のことしか考えない親にかまってもらえなかった子どもが、幼少期に孤独におちいり、大人になっても苦しむことがあります。
こうした親の行動は、一見ごく普通であることも多い。
子どもの健康に気をかけ、食事もきちんと与え、安全にも気を配っている。
だが、子どもとの間にしっかりとした精神的な絆を築いていないと、子どもは心から安心することができない。
私は、実際このタイプの親に育てられました。
具体的なことは、体験談で書きますので興味のある方はどうぞ。
自分の意思がわからない
精神的に未熟な親は、子どもの感情や意思をどうやって尊重すればいいのかわからない。
尊重してもらえない子どもは、「他者が信じていると思われること」を受け入れるしかない。
人は、精神的に満足できるのはどんな時か、自分でわかるはずですが、自分の感情を顧みないよう育てられてきた場合、ふとした事柄に不満(満たされない思い)をいだくと、罪悪感を覚えてしまう。
住む場所も、決まった収入も、じゅうぶんな食べ物もあり、パートナーなり友達もいる状況なら、世間的には言われるかもしれない。
「それのどこに不満があるの?」と。
書籍の「自分の意思がわからない」で紹介されている実話が、とても心に響きました。
今は“あること(すでに自分が手にしている物やコト)”に目を向けられていますが、昔は何を手に入れてもカラッポでした。
精神的に満たされていないと感じていた時は「なぜ私は、こんなに満たされないのだろう。きっとワガママなんだ」と罪悪感に悩まされることもありました。
毒親への対処法
書籍では、毒親への対処方法がいくつか紹介されていますが、その中から、いくつか書かせていただきます。
対処法のすべてを知りたい方は、ぜひ『親といるとなぜか苦しい』を読んでみてくださいね。
※記事は書籍の内容を抜粋して書いているため、抜粋した部分の伝わりやすさを優先しています。言い回しが実際の書籍と、異なる場合があることをご了承ください。
親は「できた人間」ではないことを理解する
子供にとって、親の存在は大きく、いつも正しいと思ってしまいがちです。
親もひとりの人間なので、間違いはあるし、親が育ってきた環境の影響を色濃く受けているはずです。
次のような親は、親の鏡と言っていいかもしれませんが、精神的に未熟な親は、程遠いでしょう。
- 親ならば必ず自分の子どもに愛着を抱く
- 親は信用できる
- 親はいつでも子どものためにそばにいてくれる
- 親にならなんでも話せる
- たとえ何があろうと親は子どもを愛し続ける
- 子どもにはいつでも帰れる場所がある
- 親が望むのは子どもにとっていちばんいいことだけ
- 親は、子どもよりも子どものことをよくわかっている
- 親の行動はすべて、子どものためを思ってのもの
私自身、上のリストを見て初めて感じたことは「自身の母は当てはまらない」ということと、「裏切られた」という感情です。
「裏切られた」ということは、無意識に「母に対して上のリストにあるような振る舞いを期待していた」ということだと思います。
私は、勝手に母に期待していたし、
期待通りにならないことに対して、傷つき続けていたのだと思います。
親もひとりの人間です。「できた人間」であることを求め続けても、自分が苦しくなることもあります。
「いつか親は変わってくれる」という幻想を捨てる
親が気持ちを入れ替えて、自分に関心を示し、愛してくれる。
書籍『親といるとなぜか苦しい』では、これを、精神的に未熟な親に育てられた子どもによく見られる幻想と訳しています。
また、残念ながら自分のことしか考えない親は、親の役割を果たしてほしいという子どもの夢をことごとく拒むことになります。
バッサリ切り捨てられた感覚ですが、
親といえど他人ですし、親の言動や行動をコントールすることはできません。
辛いかもしれませんが、感情に区切りをつけて前に進むことで
自分の人生を生きれるようになります。
あなたの人生、これからです。
親と堂々と距離を置く
STEP
距離を置いて観察する
精神的に自由になる第一歩は、親の精神的な未熟さを見極めること。
親を喜ばせる役割として自分を演じるのではなく、自分の心のままに行動する。
「親を変えることはできなくても、自分を守ることはできる。」
STEP
観察ができるようになる
精神的に未熟な人とつき合う際に、感情的に反応せず、穏やかに分別を持って大局的に見ていくことができれば心が乱されない。
ゆったりと構え、距離を置いて観察しようという気持ちを持とう。
STEP
「関連」と「関係」を使い分ける
観察を続ければ、親からの精神的な駆け引きに振り回されたり、期待を押しつけられることなく、彼らとかかわり、繋がっていられる。これが関連するということ。
体験談『私は毒親に育てられました』
毒親のタイプや、対処法など書きましたが、私の親がどんな人なのか気になっている人もいるのではないでしょうか?
あまり気分のいい内容では無いので、苦手な方は読み飛ばしてくださいね。
(次の「毒親育ちがママになると子育てへ影響する?」へジャンプする)
episode1
私は、母から管理され育ち、“母の言うことを聞く子”に育ちました。
母と精神的な繋がりを築けた実感はありません。
小学生4年生の時、いじめを受け、とても辛い思いをしましたが母に相談することはありませんでした。
中学生になり、生理が始まった時も、しばらく隠していたこともあります。
母は、私の変化に気づくことはありません。
episode2
中学生2年生の時、部活の打ち上げで、夜に家を出たいと頼みましたが、危ないから駄目の一点張り。
当時の私の気持ちに寄り添ってくれることはなく、言われた言葉は『あなたは、すぐ流されると中学校の担任の先生も言っていたから』
正直、母の言動にはショックでした。
確かに流されやすかったのかもしれませんが、子供を信用するよりも、担任の先生の言葉を信じるのです。
episode3
母は“言うことを聞く子”を好み、“言うことを聞かない”弟や妹に対しては手を焼いていました。
私に対して、『あの2人(弟と妹)は、産まなければよかった』や『(大病をした弟のことを陰で)あの時死ねばよかったのに』などと罵ることもありました。
母は、過去に夫(私の父)からのDVを受けていたこともあり、その時の話も平気でしていました。
当時の私の感情は一言では言い表せない複雑なものでした。ただ、間違いなく家族の絆など築けません。
こんな経験をしていますが、今では、私も家庭を築き、幸せに暮らしています。
母とも適正な距離を置くことで、私の心の平穏を保てるようになりました。
書籍『親といるとなぜか苦しい』にも書かれていましたが、親も完璧ではありません。
未熟な親に期待するのは辞めて、距離を置くことで、あなたの人生を歩むことが出来ます。
私が、体験談を書いたのは、こういう経験をしていても、諦めずに自分と向き合い行動を起こすことで、幸せな今を過ごすことが出来ているということを伝えたかったからです。
体験の内容は、人と比較するものではありません。
辛さの度合いを測ることは不可能ですが、あなたが辛いと感じているならば、それは辛い経験なのです。
毒親育ちがママになると子育てへ影響する?
毒親育ちが母親になると負の連鎖が生まれ、子どもにも影響する場合が多いのではないでしょうか。
私の場合、次の3つのことで、影響が出ていると感じています。
- 母が近くにいる時(家に遊びにきている時など)は精神的に不安定になる
- 完璧主義に苦しむ
- 子どもが安心して過ごせる家庭を築きたい思い
悪い影響だけではなく、いい影響もありました。
中身については、少し解説します。
母が近くにいる時は精神的に不安定になる
たまに母が家に遊びに来ることがありましたが、その時私は、母に怒られたくないというプレッシャーから、子供達にキツく当たることがありました。
最初は関連性に気づきませんでしたが、あまりにも、いつもと違う状況が続いた時に、自分に「何にイライラしているのか」と問いかけ、「母の前ではきちんとしなきゃ」という思いに気づいた時は、正直驚きました。
気づいたのは、私が28歳になる頃で、もう充分に大人だと思っていたのに、私の中には幼い頃の私がポツンと取り残されているのだと感じました。
完璧主義に苦しむ
幼い頃から「母の言うことを聞く」ことを求められ、しなければならない、すべきという考え方で育てられてきましたから、思考の癖として、私にも深く刻まれていると思います。
私の持って生まれた性格も相まって、完璧主義思考はより強固なものになっていったと思われますが、子育てする上で、とても良くない影響を与えたと思っています。
事例として「上の子可愛くない症候群」に苦しんだ体験談を記事にまとめていますので、興味のある方はご覧ください。
【重症】上の子可愛くない症候群はいつからいつまで続くのか?
あなたは、上の子可愛くない症候群を知っていますか? 「下の子が生まれてから、上の子を可愛いと思えなくて苦しい…」 「上の子に触れられたくない」 「こんなの親失格…
子どもが安心して過ごせる家庭を築きたい思い
私の子ども時代の記憶を振り返ると、どこかに帰れば安心できるという“居場所”がほぼ無かったと感じています。
辛い想いをした時に、安心して帰れる居場所があれば、どれだけ心強いか。
今では、自分の家庭に戻るとホッと安らぎますし、守ってもらえている感覚になります。
その安心感を我が子にも引き継ぎたい、そう思いながら子どもと関わるよう心がけています。
まとめ
この記事のまとめです。
今回は、『親といるとなぜか苦しい』と言う書籍と、私の体験談を元にこの記事を書かせていただきました。
毒親とは「精神的に未熟な親」であり①感情的な親②がむしゃらな親③受け身の親④拒む親 の4つに分類されます。
毒親への対処法を紹介します
- 親は「できた人間」でないことを理解する
- 「いつか親は変わってくれる」という幻想を捨てる
- 親と堂々と距離を置く
自らの経験を通して、毒親から離れて自分の人生を生きることは出来ると思っています。(時間はかかりますが…)
毒親に育てられ、大人になっても苦しんでいる方の参考になれば嬉しいと思い書いたので、そのような方の元へ届くことを願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント